まずはお客様と打ち合わせを行い、工場内のどの工程をどのように自動化したいのか、ご要求を詳しくヒアリング。その内容を正確に理解し、スケジュールや積算の作成、仕様の整理等を行います。

具体的にどんな機能・機構・配置にするかなど、お客様のご要求に合ったロボットシステムの全体像を考察。CADを用いて設計図を作成し、実際に製造できるレベルまで落とし込みます。技術や知識だけではなく、柔軟なアイデアも求められます。

搬入経路や電源位置など稼働環境を細かく確認のうえ、必要な各部品を取り寄せ、ユニットごとにフィールド（機構）を造り上げます。既製品で対応できない部品はオリジナルで制作。ボルトの締め付けの強さ1つをとっても組み立ての精度に影響が出るため、繊細な作業が求められます。

各部署で単体テストを終えたモジュールを組み合わせ、他部署と協力しながらシステム全体の動きを確認。単体テストでは完璧でも、結合すると正確に動かない、ということもあります。不具合を洗い出してバグの修正を行い、品質を高めます。

完成した装置をユニットごとにバラしてお客様の元へ搬送し、現場で復元します。お客様側の上流・下流システムと結合し、試運転で動きを確認・調整。思い通りの動きができれば成功です。オペレーターに使い方をご説明し、納品完了となります。