Work flow 仕事の流れ
「惣菜を容器に詰める」「お菓子を袋に入れる」などの様々な要件を実現するため、ロボットの細かな動きの仕様を決め、それに合わせた設備の見積を作成。お客様と最終イメージの認識のズレがないよう、丁寧に擦り合わせます。
まずはハード面から着手。お客様の設備環境に合う制御ボックスを設計し、その中に配置する部品や配線やセンサーの選定など、求められる動きを実現するために必要な物をピックアップ。配置や接続関係を図示した電気図面を作成します。
制御盤1つ1つの部品を手配し、制御盤を製作します。電線の選定も重要で、様々な規格や種類の中から適切に選定しないと、断線や不安定動作などの不具合を起こす可能性があります。電線準備後、電気図面通りに機体配線を行います。
PLC(頭脳部)の中身作り。「1の条件の時はAの位置へ」など、動きの条件をプログラミング。タッチパネルの画面もこの工程で作成。制御プログラムの動作を3Dシュミレーションを用いた仮想環境で確認・検証し、プログラムの精度を高めます。
ロボットに何かを掴ませようとするには、それぞれの関節の動かし方を細かく指示する必要があります。これを「ロボットティーチング(教示)」と呼び、教示を繰り返し実行することで、正確に作業を行うことができるようになります。
各部署で単体テストを終えたモジュールを組み合わせ、他部署と協力しながらシステム全体の動きを確認。単体テストでは完璧でも、結合すると正確に動かない、ということもあります。不具合を洗い出してバグの修正を行い、品質を高めます。
お客様立ち会いのもと、出荷前の最終動作確認を行います。お客様の元へ装置を搬送後、現地の上流・下流システムと結合し、動きを確認・調整。お客様にOKをいただければ、システムは完成!オペレーターに操作教育を行い、ご納品となります。